Category Archives: 保育園の活動

粘土遊びが大切な理由

粘土遊びが大切な理由

こんにちは。保育士のくれよんです。

保育園では、子供たちが使いたい時に粘土を使えるようにセッティングしてあります。粘土遊びは、保育園ではもちろん、ご家庭でもおすすめしたい活動のひとつです。粘土遊びは、幼児期に欠かせない経験として考えられていますが、どうして粘土遊びが大切なのでしょうか?

まず最初に、幼児期の子供たちは様々なものを触って世界を知っていきます。「見る」「聞く」「触る」「嗅ぐ」「味」、この五感を通して子供たちは様々なことを学んでいます。

粘土遊びは五感の中でも特に「触る」感覚に刺激を与えてくれます。つるつるとした粘土の感触や形を作る時の柔らかさ、また、時には粘土が乾いてしまっている時や硬くなってしまっている時、そんな時も実際にその粘土に触ることで、形を作りやすい粘土かどうか判断できるようになるのです。

また、小麦粉粘土を使う場合には、色を組み合わせてマーブルや色づくりも楽しめます。

お絵かきをする場合には、平面でのものになりますが、粘土で何かを作る時には立体になります。なので、粘土で何かを作ることで想像力に刺激を与えたり、多角的視野も養われます。

ちいさな子供は、粘土を口に入れることもあるでしょう。そして粘土がどんな味か、子供によっては大きくなっても何となく粘土の味を覚えている子もいます。

子供は五感を通して学んでいる、つまり、ある程度大きくなっても口に入れることが予想されているので、保育園で使っている粘土は小麦粉とフードカラーを使って手作りのものを使っています。

小麦粉粘土

シール張りのお仕事

シール張りのお仕事

こんにちは。保育士のくれよんです。

保育園にやってきた新しいお友達も少しずつ保育園生活に慣れ、鳴き声が飛び交っていた朝も、最近は笑顔の朝に変わってきました。

お母さんから離れることで泣いていた新しいお友達も、最近では保育園で「やりたいこと」が見つかり、登園してくると真っ先にお気に入りのお仕事に走っていくお友達もいます。また、一緒に遊びたいお友達が見つかった子は、お友達に会うのを楽しみに登園してきます。

子供たちに人気のお仕事のひとつに、シール張りがあります。シール台からはがして、紙に貼る、この作業が幼児期の子供たちには何とも楽しいものなのですね。

保育園では、シールを使ってアートを作るお仕事があります。好きな色のシールを○の中に張り、ひとつの絵を作るのです。

シールを張るという作業が楽しく、続けていくうちにかわいらしい絵が仕上がる。これが楽しくて何度も取り組んでいるお友達もいます。

シールのお仕事では、シールをはがして、○の中に貼る、という作業を行います。

一見簡単な作業のようにも思えますが、シールをはがすというのは、実は集中力のいる作業なのです。そしてはがしたシールを○の中に貼るという作業も、集中力が必要になります。それでも、シールをはがして貼る、この作業が楽しくて子供たちは何度も何度も取組み、仕上がった自分の作品を嬉しそうに見せてくれます。

「シールのお仕事」。出来上がる絵柄は季節ごとに変わり、保育園では1年を通して子どもたちと一緒に楽しんでいます。

 

シールはりのお仕事

保育園でのひなまつり

保育園でのひなまつり

こんにちは。保育士のくれよんです。

保育園では先日ひなまつりの行事で盛り上がっていました。2週間ほど前から、ひな人形のおりがみや工作を続けながら、子供たちとひなまつりがどんな日なのか話してきました。

そしてひなまつりの当日の昨日は、子供たちと一緒にさくらもちを作りました。保育園のおやつは普段は栄養士さんたちが考えて作ってくれたおやつなのですが、昨日は特別に、年長さんが作ってくれたさくらもちがおやつでした。さくらもちというと、お店で売っているものを買ってきて食べることが多かったのですが、子供たちと作ってみて、実は簡単に作ることができるということもわかりました。

さくらもちは、ピンク色のおもちでおはぎのようにあんこを包む方法もありますが、こどもの手に扱いやすいものがよかったので、まずはピンク色のおもちを作り、それを子供たちがホットプレートでやいてからあんこを包む方法をとりました。おもちを軽く両面焼くことで、手にべたつくことなく扱うことができるようになり、折り紙を扱う要領であんこを包み、さくらの葉をまいたら出来上がりです。年長さんだけで園児全員分のさくらもちを作るのは難しかったので、栄養士さんたちの力も借りてみんなのおやつを作りました。

さくらもちと暖かいほうじ茶の、ほんのり甘いおやつでした。

さくらもち

保育園でのバレンタイン

保育園でのバレンタイン

こんにちは。保育士のくれよんです。

今週末はバレンタインデー。 ということで、保育園ではバレンタインにまつわるクラフトや、家族に渡すバレンタインカードなんかを作っています。 3歳以下の乳児クラスではフィンガーペイントを使ったカード作り、そして3歳以上の幼児クラスでは、ハードの形のドリームキャッチャーを作っています。

ドリームキャッチャーは、ハートの形の輪に、毛糸をぐるぐるとまいて土台を作り、その後で蜘蛛の巣をつくるような感じで、交互に糸をかけていきます。

ドリームキャッチャーは、もともとは蜘蛛の巣をイメージして作られているもので、その糸の部分に夢がかかり、夢がかないますようにという願いをこめて作られているものです。 子供たちも喜んで作り、様々な色の毛糸を組み合わせてレインボーや単色など、個性のある作品が作られています。

幼児クラスでは、作品が出来上がったら、自分でラッピングをしてプレゼントを作ります。そして最後にカードを添えて、家族へのプレゼントとなります。

子供たちは、作る作業はもちろんですが、お父さんやお母さんにプレゼントをして、喜んでもらえることを想像して楽しみにしながらいつもプレゼントを作っています。こうしてプレゼントを作り、喜んでもらえることにより、子供たちは人に何かを与えることの喜びを見つけることができるんですね。

バレンタイン

保育園での節分

保育園での節分

こんにちは。保育士のくれよんです。

今日は保育園では節分の豆まきをしてきました。保育園での節分は、豆まきに加えて、先生たちによる小さな劇もあります。子供たちは、劇を通して、節分がどんな日なのか知ることができます。ホールにみんなで集まって劇を楽しみ、司会の先生のリードで豆まきに入ります。

豆まきは、「投げる」という意味では楽しいものですが、どうして豆を投げるのか、誰に投げて良くて、誰に投げてはいけないのか、「鬼」と「福」とは何か?といった点に注目して豆まきをします。子供たちは真剣な表情で「鬼はーそとー!」と豆を外に投げて、そしてその後で優しい気持ちで「福はーうちー!」と、お部屋の中に向けて豆まきをしました。

豆をまいたあとには、年齢と同じ数だけ豆を食べます。1歳児&2歳児には豆はちょっと硬く、窒息の恐れもあるので、似たものを1個から2個食べました。

劇で使った鬼のお面はちょっと本格的で迫力もあり、子供たちは息をのんで真剣に劇をみていました。年長さんの子供たちは、いろいろと物事を理解しているので、今日は幼稚園で豆食べて、おうちに帰ったらまた豆まきして食べられる~と嬉しそうにしている子供もいました。

その他、鬼のお面づくりや塗り絵なんかも楽しんでいます。

そして給食は割烹まき。

充実した楽しい一日でした。

割烹まき

2歳児の問題行動への対応

2歳児の問題行動への対応

こんにちは。保育士のくれよんです。

保育園でいつも一緒に過ごす子供たちの中に、ひとりとてもやんちゃなHくんがいます。Hくんは2歳、基本的には明るくて優しい子なのですが、欲にまけておもちゃを横取りしたり、みんながやめてと言っても誰かが作っているものをわざと壊したりしてしまうことがよくあります。

Hくんは、友達を困らせようとしているのではなく、意地悪な気持ちでしているわけではないようです。ただ、誰かと一緒に遊びたいのですが、アプローチがあまり器用でなく、結果ものを壊してみんなに怒られるという結果に至ってしまいます。やってはいけないことに対しては、その行為は良くないこと、そしてその理由も必ず伝えるようにしています。ただ、それだけでは解決に至りません。

Hくんは、他にアプローチをする方法がわからなかったり、他に自分から取り組みたいと思うものを見つけられないことから、人が作っているものを壊したり横取りしたりする、という行為へとつながっています。そんなことから、Hくんがこういったトラブルを起こすときには、Hくんが一生懸命になる活動に一緒に取り組むことで、「新しいことに対する挑戦」「努力」「達成」を経験することができます。「達成」まで行くと、努力することに対して喜びを感じるようになり、新しい挑戦を自分から探していくようになります。こうして新しく子供が「やりたいこと」を見つけられるように手助けをすることで、問題と思われていた行為を改善していくことができます。

今日はH君はいつもとは違うシャツを着ていました。シャツにはボタンがあります。ちょうどH君がお友達のブロックを壊して椅子に座っていた時に、暑いからシャツを脱ぎたいと言いました。そこで、シャツを脱ぐために、ボタンをはずす方法を見せてあげました。するとHくんの敏感期にヒットし、ボタンをはずすことに取り組み始めたのです。子供が一生懸命に取り組んでいる時には、出来るだけ手は出さずに、横で見守ります。そしてボタンをはずすことができるようになったH君の表情はとてもすっきりしてて、その後はトラブルを起こすことなく上手に遊ぶことができたのです。

問題と思われる行動は、「やめさせる」必要はないのです。その代りに、正しい「やりたいこと」を見つける手助けをしてあげることで、問題解決につながることが多いのです。

ボタン

クリスマスのクラフト

クリスマスのクラフト

こんにちは。保育士のくれよんです。

12月に入ってから、保育園ではクリスマスのクラフトが進められています。クリスマスのクラフトも幾つか進められていますが、中でもメジャーなのがまつぼっくりのクリスマスツリーです。秋に子供たちと拾ったまつぼっくりをとっておいて、緑色の絵具で色をつけた後にビーズやモールなどを使って飾りをつけていきます。

小さいものの作業になるので乳児クラスにはまだ難しいところがあるのですが、幼児クラスになると子供たちも一生懸命集中して取り組んでいました。乳児クラスはクラフトは作品を作ることよりも、クラフトに取り組む姿勢を重視しています。クラフトに取り組み、はさみやのり、くれよん、えんぴつなどを使うことを楽しみます。保育園では、1歳から色鉛筆やくれよん、絵具、紙、のりに触れ、2歳前後からはさみを使うようになります。

はさみが上手に使えるようになるのは個人差もありますが、早い子だと2歳半前にはひとりではさみを使うことができるようになります。はさみは一度使い方がわかると、何かを切る作業が楽しくて紙や紐を切る作業を楽しみます。こうしてクラフトの道具が使えるようになり、アイディアが膨らむと幼児になる頃には頭の中に描いたものを自分の手で作り出すことができるようになります。このように指先を使った作業は乳幼児期の成長にとても重要なものとなってくるのです。

クリスマスクラフト

保育園でのお昼寝制度

保育園でのお昼寝制度

こんにちは。保育士のくれよんです。

保育園では、できるだけ子供が保育園で過ごす時間、できるだけ家庭にいる時と同じ環境を提供するものとされていることから、お昼ご飯を食べた後に1時間半程度のお昼寝の時間があります。保育園では午睡と呼ばれています。1日の活動の中で、お昼ご飯を食べた後に布団に入って午睡をとることで、からだの緊張をほぐし、1日保育園で過ごすあいだ、健康で過ごすことができるものとされています。そんなことから、保育園では、給食が終わったら着替えをして、歯磨きをして、お昼寝をしています。

幼稚園は文部省の管轄であることからお昼寝はなく、教育的なプログラムで運営されています。それに比べて保育園は、厚生省の管轄であり、「生活」を中心としたプログラムで運営されています。2歳くらいまでは、お昼寝は必要である子供が多いのですが、3歳をすぎるとお昼寝をすることで夜の睡眠に影響を及ぼすようになる子供もいます。これはあくまでも個人差があり、5歳になってもお昼寝がないと1日もたない子供もいれば、3歳になったころからお昼寝をすると夜寝る時間が遅くなってしまう子供もいます。

保育園でも3歳をすぎると保育園でのお昼寝をしないでほしいと言われたりすることもあります。そんなことから、私の働いている保育園では、最近3歳以上のお昼寝についてどうするか話し合いが進められています。難しいのは、3歳をすぎてもお昼寝が必要な子供もいれば、お昼寝が必要でない子供もいるということなのです。どちらの子供にも適切な環境が用意できればベストなのですが、起きている子供と寝ている子供がどこでどうやって過ごすのか、ということがポイントとなってきそうです。

お昼寝布団

秋のランプ

秋のランプ

こんにちは。保育士のくれよんです。

11月、季節はすっかり秋ですね。秋と言えば、秋の夜長。秋の涼しさを楽しみながら読書をしたり、映画を楽しんだり。そんな時にテーブルの上で雰囲気を出してくれるのがランプです。保育園では、子供たちと一緒に集めた葉っぱを使って秋のランプを作っています。

拾った葉っぱは、すぐに使うとうまく定着しないので、本などに挟んで数週間おいてからガラス瓶に貼っていきます。年中さんから年長さんの年齢の工作にぴったりです。保育園ではもちろんのこと、自宅でもガラス瓶と落ち葉があれば簡単に作ることができる秋のランプ。お出かけした時に拾った葉っぱなども、秋のランプにすることで綺麗な形で思い出の形として残すことができます。

落ち葉を使う場合には、数週間本などに挟んでから使う必要がありますが、もし急いで作りたいという時には、クラフトのお店や100円店などにあるプラスチックの葉っぱを使うこともできます。赤いカエデや黄色いイチョウ、まだちょっと緑の葉っぱなど、秋のランプでは様々な秋の色を楽しむことができます。子供たちは、自分たちが拾った葉っぱを工作に使うことができるのを楽しみつつ、筆にのりをたっぷりつけて瓶に塗る作業も真剣な表情で取り組んでいました。一色にそろえて作っている子や、出来る限り沢山の色を使って秋のランプを作っている子もいました。

子供たちの成長の中で大切なことは、出来るだけ沢山の素材に触れることです。普段の生活の中で身を取り巻いているものに触れることで、実際にどんなものが周りにあるのかからだで感じることができます。ちょっと乾いた落ち葉に触れることで、葉っぱの状態が夏のしっかりした状態とは異なることを、言葉で教えなくても身をもって子供たちは学んでいます。秋のランプは、子供たちが楽しんで作ることができるだけでなく、おうちにもって帰ってからも家族で使ってもらえる工作でした。

leaf lump

ひも通し&ビーズあそび

ひも通し&ビーズあそび

こんにちは。保育士のくれよんです。

保育園で取り入れている遊びの中に、ひも通し&ビーズ遊びがあります。小さい子のクラスは子供の手のひらにおさまる大きさの木のビーズをひもに通す遊びをします。小さい子のクラスでは、まだ作品は作らず、紐にビーズを通したり、はずしたりと、穴に紐を通すことをひたすら楽しみます。

この遊びを繰り返すうちに上手に紐をビーズに通すことができるようになるのです。そして大きい子のクラスでは、紐にビーズを通して、ネックレスやブレスレットなどを作ります。大きい子のクラスになると、紐をビーズに通す楽しみだけでなく、その作業を通して何かを造り上げるという喜びを経験します。頭の中でデザインや色を決めて、実際に作る。作っている時の子供たちは本当に真剣な表情をします。

また作った作品をお母さんやおばあちゃんなどの家族にプレゼントをするのもこの年齢の子供たちは楽しみます。保育園では、電池を使ったおもちゃや遊びはいっさいなく、すべて子供たちが手先を使った遊びのできる活動が用意されています。電池を使ったおもちゃは子供たちを喜ばせてくれますが、子供たちは何の努力をすることもなく楽しいものを得ることができます。

しかし、楽しいものを得るためには、自分のからだを使い、努力をすることで得ることができるべきなのです。ビーズ遊び以外にも、おりがみや工作なども同じで、自分の手を使って造り上げることで、作品を作ったり、喜びを得ることができます。保育園での活動だけでなく、ご家庭での遊びの中でも、ぜひこういったことを意識しておもちゃなどを用意するようにしてみてください。努力することを覚えて身に着けた子供たちは確実に伸びていきます。自分が欲しいと思った目標に対して、努力することを、自然とすることができるようになるのです。

ビーズ大

色水あそび

色水あそび

こんにちは。保育士のくれよんです。

夏休みを終えて、再び保育園での生活に戻りました。保育園はまだ夏休みをとっている子供たちも多いのでいつもよりは少ない人数ですが、いつもの保育園生活が続いています。最近保育園で楽しんでいる活動の中に、「色水あそび」があります。色水遊びと言えば、私自身が子供の頃にもよくやっていました。

私の実家はかなりの田舎だったので、遊ぶ場所と言えば山の中、野原、でした。その中で、葉っぱや花を摘んでは石でつぶし、それを水に入れることで色水が作れるのです。単調な作業なのですが、これがまた楽しいのです。何度も繰り返していくうちに、どの植物が綺麗な色を出してくれる、というのも覚えます。保育園では園庭の中での遊びになるので花壇に咲いている花を摘むことはできないのですが、色水遊び用の植物をテーブルに用意しています。

花壇に咲いている花は、お庭を綺麗にするためにあえて植えているものだから、摘まない、というルールがあるのです。その代り、芝生の間に咲いている植物は摘んでも良いことになっています。色水遊びコーナーにはすり鉢と花、そして色水を作るためのカップと水が用意してあります。そこから自分で必要な道具と材料を選んで、色水を作って遊びます。作った色水はおままごと遊びの中でジュースになったり、スープになったり、ゼリーになったりしています。

子供たちは想像力が豊かで、さらにアイディアも豊富で、どこまでも自分が好きな世界を作って楽しむことができます。そんな子供たちと遊ぶ中で、自分には思いつかなかったアイディアに驚かされたり、子供たちの作る想像の世界を共感しつつ毎日の遊びを楽しんでいます。作った色水は、大切にとっておいてお部屋や玄関に飾ったりもしています。さらに、違う色の水を混ぜるとまた新い色を作ることができる、これもまた子供たちにとっては大きな発見であり、楽しみのようです。

色水あそび

スポンジ遊び

スポンジ遊び

こんにちは。保育士のくれよんです。

7月に入り、いよいよ夏の季節です。保育園では、お天気の良い日にはお水を使った遊びを取り入れています。子供たちが大好きな遊びのひとつが、スポンジ遊びです。2つのボウルにお水を入れ、スポンジを使って遊びます。

スポンジを絞ったり、スポンジに水を含ませてもうひとつのボウルにお水を移したり。スポンジを使って遊ぶ中で、スポンジが水を吸収すること、そして絞るとその水がまたスポンジの外に出てくることを遊びを通して学んでいきます。

年中さんから年長さんになると、スポンジで遊ぶだけでなく、洗剤を使って何かを洗う遊びができるようになります。大きい子たちのテーブルには、3つのボウルを用意し、ひとつは洗うためのアワアワのボウル、もうひとつはすすぎのための水が入ったボウル、そしてもうひとつは洗ったものを入れるためのボウルです。アワアワのボウルでスポンジでおもちゃをこすり、汚れを落とします。汚れが落ちてきたらすすぎのボウルに入れて、すすぎ、最後に乾かすためのボウルに入れます。

さらに年長さんになると、次のお友達のために新たらしい綺麗なお水をボウルに用意しておくといったこともできるようになります。遊びの中では、いつも自分だけでなく、次の人や周りのお友達もまた自分と同じように気持ちよく、そして快適に遊ぶことができるための配慮も忘れないようにします。

大人が教えることもありますが、できるようになった子を見て、周りのお友達も真似をして新しいお水を用意したり、使ったものを元に戻したりと、子供たち同士で教えあうことができるのです。スポンジを使った遊びは、手の筋肉を発達させたり、手を使って遊ぶことで脳に刺激を与えることができます。手の筋肉を発達させることは、鉛筆やはさみを使う時にも関係してきます。こうして子供たちは、目で見て、肌で触れて、体で動かして、そして考えることで成長していくのです。

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クレヨン遊び

クレヨン遊び

こんにちは。保育士のくれよんです。

子供たちと外遊びを楽しむ中、最近はクレヨン遊びが盛り上がっています。好きな色のクレヨンと、紙を一枚もって、お部屋やお外、廊下、ベランダなど、あちこちを歩き回り、とあるものを集めます。そのとあるものというのがこれ。紙を壁などにあてて、その上からクレヨンでこすると浮かんでくる模様なのです。

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コンクリートや木、布など、素材によって異なる模様が浮き上がってきます。これが楽しくてあちこちまわってデコボコを探し、くれよんでこすってはコレクションをするのです。集めたコレクションは、一日の終わりのお集まりの時に発表します。発表する時には、まずはみんなに模様を見せてから、どこで見つけた模様なのか、お友達にあててもらうのです。自分が見つけた模様を見てもらうという嬉しさと同時に、一緒に見るお友達もどこで見つけたものなのか考えることを楽しむことができます。クレヨンをもって一日歩き回っている子供たちは、たいてい模様を見てどこで見つけたものなのかわかるようです。

壁や床だけでなく、時には粘土板についている模様やお道具箱にデコボコで書いてある文字なんかを見つけてくる子もいます。葉っぱの上でこすったクレヨンは、はっぱの繊維が模様になって出てくるのでこれもまた人気のもののひとつです。クレヨン遊びと同時に、クレヨンの絵本も楽しんでいます。

前に紹介した「くれよんのくろくん」と、もうひとつは「ぼくのくれよん」です。「ぼくのくれよん」では、それぞれの色からどんな絵が出てくるのかあてっこ遊びをしたりしています。お集まりの時間に読んで楽しむだけでなく、遊びの時間にも先生ごっこをしながらあってっこ遊びなんかもしています。くれよんは鉛筆に比べると太いので字は買いづらいのですが、幼児期では「描くこと」と「色」を沢山楽しんでもらえたらと思っています。

「くれよんのくろくん」

「くれよんのくろくん」

こんにちは。保育士のくれよんです。

先日、保育園の子供たちと「くれよんのくろくん」というお話を読みました。

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ストーリーのあらすじは、いろいろな色のクレヨンたちが楽しくお絵かきをはじめます。そして綺麗な絵を描くのですが、黒いくれよんくんが絵を描こうとすると、せっかくの綺麗な絵がだいなしになるからといって、黒いくれよんくんには絵をかかせてくれません。

そして黒いくれよんくんは悲しい思いをするのですが、ふと何かを思いつきます。

もう白いところがないというくらい絵を描いたいろいろな色のくれよんくんたちは、「私が描いた絵の上にかかないでー!それは私が描いたやつー!」と、ケンカをはじめます。そこに、黒いくれよんくんが飛び込み、ぜーんぶのカラフルな絵を塗りつぶしてしまうのです。そして全体が真っ黒になったところで、シャープペンシル君が登場し、黒い部分を削ると、なんと、まるで虹色のペンで絵を描いているかのように綺麗な色で絵を描くことができるではないですか!

そして黒いくれよんくんもみんなと一緒に絵を描くことを楽しむことができたのです。このストーリーを読んだ後に、みんなで紙をいろいろな色で塗り、その上から黒いくれよんで塗りつぶしました。そして、保育園ではシャープペンシルの代わりに爪楊枝を使って黒い部分を削って虹色の絵をかきました。紙をしっかりぬりつぶさなくてはいけないのである程度の忍耐と集中力が必要ですが、以外とはまるようで、みんな一生懸命紙を塗りつぶしていました。1枚作って満足する子、そしてもっと作りたいと何枚も何枚も作る子。出来上がった作品はお部屋に飾って、お友達の作品も楽しみました。

どんな色でも、素敵な色を出してくれて、その色にしかできない表現があります。そして子供たちも同じく、どんな子供でも、その子にしかできない何かがあります。それを生かすことで、素敵な何かを生み出すことができるのです。

はさみのお仕事

はさみのお仕事

こんにちは。保育士のくれよんです。

今日は子供のはさみについてお話したいと思います。2歳前後になると、はさみに興味を持つ子供が増えてきます。しかし、はさみに興味はあるけれど、指を入れて上手にはさみを開いたり閉じたりができるようになるためには、手の筋肉を動かす練習が必要になります。保育園では、このはさみを使い始めるちょっと前の時期から、トングを使ったお仕事を取り入れています。トングを使って小さなボールや木の実などをつかむ練習をするのです。

トングでものをつかむための手の動きがはさみを使う時の筋肉の動きと同じことから、トングを沢山使っておくことで、実際にはさみを使い始めた時にスムーズに扱いやすいのです。はさみも、いきなりよく切れるはさみをつかうのは危ないので、まずは指が切れないはさみを使って、粘土を切るお仕事を用意します。

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粘土を細長くして、その粘土を切るのです。粘土が上手に切れるようになるころには、はさみを取り扱う手の動きにも慣れてきています。そうして実際のはさみを使うようになるのです。実際のはさみを使う際には、線の上を切るお仕事から始めていきます。細長い紙に線を引き、一回切りで切れるものを用意します。

一回切りができるようになったら線を長くし、2回切り、3回切り、そしてジグザグやカーブなどの線へと発展していきます。2歳前後からの時期ははさみの敏感期と言っても良いほど、はさみに集中する子供が多くいます。はさみを取り扱う時には、まず最初にはさみの持ち方(刃の部分をもって歩く)ことを教えるようにしましょう。

はさみが敏感期の子供は、はさみのお仕事だけで30分以上集中できる子供もいます。手先を動かした遊びを積極的に取り入れることは、脳の発達も促してくれるのです。

 

春休み

春休み

こんにちは。保育士のくれよんです。

保育園では、無事に卒園式も終わり、一応は春休みに入りました。とはいっても、保育園に通うお母さんたちのほとんどは仕事をしているので、春休みでもほとんどの子供たちが3月いっぱいは保育園で過ごしています。

卒園式で卒園証書をもらい、年長さんクラスのお友達はランドセルの話や小学校の話で盛り上がっています。卒園しないお友達も、3月いっぱいは今年度のクラスで過ごし、新しいクラスは4月から始まります。

お世話になった年長さんには、年中さんたちがひとつひとつ毛糸を織り機に通して作ったティッシュケースが記念に贈られました。

tissue case

ティッシュケースは長方形を作り、その後毛糸用の糸で縫い合わせて作ります。年中さんの集中力に合わせて、飽きないように作ることができるように、毎日少しずつみんなで糸を通して作りました。毛糸の色を取り換えたり、マーブルの毛糸を混ぜたり、鮮やかな毛糸の色も楽しみながら仕上げることができました。

そして、いつも遊んでくれたり助けてくれた年長さんにありがとうのきもちを込めて、小学校にいっても頑張ってね、というメッセージをみんなで贈りました。

このティッシュケースにハンカチとティッシュをもって学校に行ってくれたら嬉しいですね。

年長さんの年齢になると、お友達の中には「お別れ」という意味を心から理解している子もいます。卒園式で最後に年長さんが歌ってくれた思い出のうたは、うたいながら泣いてしまったお友達の涙と、耐えきれずにもらい泣きをしてしまった親御さんたちの涙と共に、とても素敵な卒園式でした。

今年度は年長さんは私の担任ではありませんでしたが、年長さんのお友達には、私のクラスも本当によく助けてもらいました。まだ3月いっぱいは一緒に遊べるので、最後の最後の日々を楽しんでいきたいです。

そして、今年度のクラスの子供たちとの日々も楽しみつつ、新年度の準備も進めています。新年度のお友達と始まる保育園生活もまた楽しみです。お別れがあって、新しい出会いがある。保育園では毎年この繰り返しです。今月末はお部屋の移動でもバタバタしそうな予感です。

種まきから学ぶもの

種まきから学ぶもの

こんにちは。保育士のくれよんです。

季節も春になり、外遊びの気持ち良い季節になってきましたね。
冬の雪遊びも楽しいものですが、暖かいお日様の下で遊ぶのもまた気持ち良いものです。

そして、春と言えば、種まきですね。子供たちとは、種まきの絵本を読みながら、はつか大根の種まきを始めています。
はつか大根のたねは、食べることを考えたら畑にまくのが良いのですが、ここでは、子供たちに種まきの経験をしてほしいこと、そして種からどのように芽が出て育っていくのか観察し、五感を通して学んでほしいことから、土の中が見えるグラスの瓶に土を入れてひとりずつ種まきを進めています。

種まきの時点では、はつか大根の種がどんな色で、どんな大きさなのかを実際に触って経験すること、種のまき方、土の感触などを学んでいきます。
どうして種をまくのかを知るために、クラスでは種まきの絵本を読んでいます。種まきの絵本でおすすめなのは、エリックカールの「ちいさいたね」です。

ちいさいたね

エリックカールの絵本は、「はらぺこあおむし」でも有名ですが、イラストがかわいらしいだけでなく、子供たちが読んで学ぶ絵本として、内容も充実したものが多いのです。

種まきも、きちんとした土の中に植えれば元気な芽が出て立派に成長していく。けれど、固い土におちた種はうまく芽が出ずに、うまく育たない。子供たちの成長もこの種まきと同じで、子供たちが生まれる家庭や育っていく中で触れ合う環境などによって、大きく左右されてきます。

子供たちの成長に必要なことは、自然の中で遊ぶ経験、何かをやりたいという気持ちの経験、そしてやりたいことをやって満足する経験、これが次の新しい挑戦へとつながっていくのです。また、植物の成長には、新鮮な水と太陽(栄養)が必要であることから、子供たちにも自然で健康なものを食べる経験をさせ、愛情をたっぷり注いで育つことで、立派な大人へと成長していくのです。たまに遊びにくる卒園生は、立派に成長しすぎて時々誰だかわからない場合もあるくらいです。